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こちらは、主に素直でクールな女性の小説を置いております。おもいっきし過疎ってます
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死線(仮) 4-2~一区切り. 素直クール作品 

 天井にある煌々と光を放つ蛍光灯は僕たちを照らし、鼓動に似たクーラーの振動音が部屋中に響き渡っていた。窓はしっかりと閉じられ、床とドアの隙間から音をなして暖かい風が冷えた室内に入り込む。視界に入る情報が脳内で飛び交う中、僕達は見つめ合い会話を交わしていた。必要最低限のモノのみ置かれた殺風景なソラの部屋、フェチズムによる性欲が高まる中で静かにときが進む。心臓から流動する血液の奏でる音でさえ、触れる肌を介して伝わりそうなほど伝わる。見つめ合いながら額を密着させ、抱き締め合っていた。
 深夜、一軒家の二階に位置するソラの部屋に居た。一階には両親がリビングにて、TVをつまみに談笑を繰り返している。ソラの彼氏という名目で両親に軽く挨拶し、約一時間ほど拘束された。趣味や部活など、取り立てて気にもしていないデフォルトのようなやりとりを強要され、顔面神経痛のようになった頬の筋肉が痛みを訴えてきた頃、ようやく解放され二階にあがることを許された。引き攣った頬は小痙攣が続き、表向きは微笑の、実として苦笑が止むまでには時間が掛かった。
 目前に現れているソラの裸体は僕をニンマリとさせ、特に腋《わき》の付け根にあるぷっくりとした脂肪は数本皺が寄り、苦笑から笑みに変わると頬の痛みが再発した。やわらかい耳朶のような食感の腋から盛りあがる脂肪は、乳房からの贈り物のように視覚からしてもそそられる。その皺の間の汗ばみと共に舌を這わせ啜りたい。夕方――我を失って漠然とソラを感じた時とは違い、細部に渡るディティールを確認すると、その秘めた可能性が窺い知れた。
「君はマジマジと私の身体をみるが、どう? 満足出来そうかな」
「うん、良いわぁ……この身体。完成形ではない所が、特に良いよね」
 掌をソラの顎の下に置き、“下膨れ”になりつつある頬を撫でる。僕は「ソラ、頬に空気を溜めて膨らませてみて」目を垂らし、ニッコリと笑みを浮かべる。
「こうか?」
 受け皿を作るように掌を弓なりに曲げてやると、頬が膨らんでゆき、ぴったりと“下膨れ”の形《なり》に仕上がった。ソラの少し大人っぽい切れのある雰囲気がまあるくなってゆき、求めていた幼さが露になる。本来あるべき姿の、高校一年として当たり前の姿を取り戻した。
 元々持ち合わしているソラにある可愛らしさ、それがこの“下膨れ”だ。あまり物事に干渉されないと推測されるソラでさえ、俗世間の流行り廃れに流される――主流でなければ絶対悪だと周囲から圧力を掛けれる、そのためにある程度の調整をしないければならないソラは、いやがおうなく時期早々に大人へと姿を変えていった。ホダネとの違いは、ソラの肥りにくい体質による体格的ファッション系列の移行にある……すらりとした華奢且つシャープなボディラインは、美しさに直結してしまい、必然的に同世代の憧れである美しさイコール大人のファッションスタイルに身を纏ってしまう。可愛らしさへ繋がる“ぽっちゃり”になりにくい身体のソラは、如何せん残念だが世代通念上例外はなく美しさに移行してしまった。僕にとっては、嗜好の対象である女性の絶対数が一方的に減少していく現実が我慢ならない。エロカワ系とはいわないが、称してその下らないレベルの雌にから、可愛らしい“おぼこい”子に近づく女性を救えたとこに安堵を覚えた。
「ちゅうしていい?」
「いいよ」
「でも下膨れは、そのままにしておいてね」
「はいはい」
 ソラの下膨れを眺めていると急激に愛情が込み上げ、その“下膨れ”のままキスをしたくなった。少し拗ねて頬を膨らましたようになるソラに欲情した、決して拗ねている訳ではないが結果そのようにみえたため、可愛らしく想えて擬似的に仲直りのキスをしたくなる。そして悪戯っぽく笑った僕に母性本能を擽られたのか、ソラは僕の頭を優しく撫でた。その微笑は母親の良い意味合いでの苦笑に感じ、異様に興奮を覚えた。
 ぷっくりと膨らむ頬を崩さないようにキスをする、軽くふれるフレンチキッスだ。舌を差し込んでしまうと頬の膨らみ、“下膨れ”が失われてしまう恐れがあるために、乾いた唇をふれ合わす。かさかさと乾燥した唇を楽しみながら、掌をへその辺りに押し付けた。胃が膨らみ、常に出っ張ったお腹は水枕のような弾力性があり、押すとたぷたぷとした反応が返ってくる。腰に載った脂肪を掴み、その感触が更に僕を興奮へと誘う。
 ソラは目を瞑り、じっと頬を“下膨れ”状態に保持させていた。僕は眼球を見開いて、その角度的に見え隠れする魅惑の“下膨れ”た頬を凝視する。乾燥したやわらかな唇を堪能した次は、ねっとりとした滑らかな唇を嗜む。一度唇を離し、額は付けたままソラが目を開くのを待つ。もう終わりかな、と思わせたその時に、厚ぼったい唇をべろりと舐め上げ、鼻先を掠めながらソラの唇に潤いを与える。そうして僕の内側の唇に唾液を載せ、ソラの唇に重ねた。滑らかな唇同士は一旦ずるりと横に流される、気にせずに唇を戻し、むにむにと唾液のため抵抗が軽減された唇を味わう。片方の掌はソラの手のひらと重なり合い、指とゆびがじゃれあっている。からかうようにソラの手の甲を掌で包んでみると、手の甲は翻り、しっかりと手の平が固く結ばれた。もう片方の掌はソラの首を這わし、首筋からうなじに掛けてゆっくりと上部へと沿わせてゆき、指を髪に差し込んだ。ソラは「んっ」と甘い吐息を洩らし、大事な“下膨れた”頬が少し萎《しぼ》む。僕は舌を、噤み皺の寄る上唇と下唇の間に当てる。押しやっていくとベロの面積が拡がりにゅるりと中に入っていき、口内に空気を押し込む。パンパンに膨らんだ頬は元の形状“下膨れ”に戻り、そっと舌を抜いた。眼を垂らしたソラを眺め、僕は差し込んだ指で髪の毛をくしゃくしゃと掻いた。
「んん――」
 殺していた吐息が一気に吐き出された――ソラの半開きになった口から、溜め込まれていた唾液が注ぎ込まれる。熱い唾が僕の口内いっぱいに広がった。触れ合う程度に弱まっていた手のひらに力が入り、ソラの身体は小刻みに震えた。
 僕は混じり合う唾液を飲み干してソラを抱く、抱きかかえるようにして背中を締め付けた。ソラの眉間には横に皺が寄っていて、ヒクヒクと縦に身体が激震する。僕はその姿に満たされ、耳朶に歯をあわせていた。脂肪によって曲線がなくなり始めた背中をなぞりあげると、そこにはザラついた感触が掌にあった。
 ソラの背中には、痛々しいまでの傷痕が刻み込まれていた、全体的にしっかりと瘡蓋が残っている。それらを捲ると、いまにもじゅわりと多量の結晶板が分泌され、透明な粘液に溢れ返りそうだった。僕は瘡蓋《かさぶた》をじっくり時間を掛けて舐め上げていた、日照りのために乾涸びた水溜のように、亀裂が犇《ひし》めき合う背中の瘡蓋を丹念に舐《ねぶ》り続けた。
 その間、ソラの身体を短期的にではなく長期的に思案してみる。努力家という性能を考慮すると、現在のホダネの身体――ぽっちゃりを極めつつあるホダネボディ、その燦然と輝く続けるボディを上回る可能性を見出した。ふくよかともいい難くデブではない“ぽっちゃり”、僕が求めうる究極の黄金比が、そこに出来上がろうとしている。残りは一つ……ホダネの持つ“おぼこい”子のポテンシャルと、付属する天然素材である“ドジっ子”の特性。それらソラにあれば、とないものねだりではあるが、仕方がない部分ではある。と明らかに、目前に広がるソラの裸体に魅せられ、興奮の坩堝《るつぼ》と化した僕は、“ぽっちゃり”としての正常な判断が出来かねていた。
 ――総じて、混乱の極みに達していた。


 ☆


「あ、そこ、そこが気持ち良い……」
「この珠ですか? ソラさん」
「そうです、電気が走るのです」
「解りました、舐めましょう」
「はい、お願いします」
 僕は両耳にソラの太ももの感触を楽しみながら、肉壁の頂上にある包皮された珠を舐める。膣口から滲み出るしょっぱい蜜を嗜みつつ、舌を内壁に沿って舐りあげる。寒天の感触に似た襞は舌の両側面に吸い付き、酸味の刺激を与え続けた。珠の質感は初体験の僕に驚きを与えた。やわらかいと想像していたが、思いのほかやや硬めで、透明感があった。夕刻、吸い込まれるようにソラの乳房を揉みしだいたあの質感と色合いとはまた違い、珠を透明な樹脂でコーティングしたような、深みのある肌色だ。紅葉したように、肌色の珠が紅く高揚していく。
「う、あう」
 ソラの下半身が急に跳ねた。ずるりと僕の鼻を肉壁が覆い、盛り上がった腰が僕の鼻をすっぽりと収めた。股に顔を埋める僕は圧迫され、ベッドに寝転がりながら咽び返る。押さえつけるようにして両腕を太ももに吸い込ませ、跳ね上がる腰元を固定して舐め続けた。――ソラの掠れた溜め息が静かに響いている。
「あっ……」
 クーラーの雑音と雑じり合いながら、ソラの喉を鳴らした濁る溜め息が、再度放たれた。僕の鼻は噴出したしょっぱい液体に塗れ、刺激臭が僕を襲う。しかしながら経験上嗅いだ匂いではなかったが、嫌な匂いではなかった。むしろ硬化した陰茎は更に充血し、これ以上にない膨張を始めた。
 このソラの、甘く零れた吐息は、オーガニズムに達した結果と感じ取った。ソラの身体は数回、弓なりに弾け飛ぶ。連続的に全身の筋肉を縮め、びくんびくんと蹲るようにしてビクついていた。僕は、その痙攣運動に合わせてソラの珠に舌をあてがう。
「こうですよね?」
 腫れあがった珠をネトついた体液塗れの舌で押し付けた。後は、ソラの上下運動がほぼ強制的に更なる快感を与えることになる。ちょんちょんと珠を舐ってはソラの甘い喘ぎを聞いて、腰が持ち上がり舌がズレれば膣口に軽く舌が差し込まれる。「あひっ」ソラの奇声が、追い詰める罪悪感を相殺していた。実に合理的といいますか、素敵な循環が繰り広げられていた。
「一度手加減をして頂いても、よろしいでしょうか?」
 絶頂中のソラの泣き声が静かな室内を走る。息が切れぎれになり、荒く息を吐き出した。
「なにぶん初めてのことなので、加減のしようがありません」
「電気が走りっぱなしで、切ないのです」
「そうですかソラさん。嬉しい反面残念です、だって加減が分りません」
「そうですか……」
「はい」
 からかっている訳でもなく虐めて楽しんでいる訳でもない、実際に加減というものが分らなかった。ただ、自制心の箍《たが》が外れていることは否めないが、しかしソラと僕の程度も限界も解らない中において、自制するといった行為を出来うるとは思えなかった。僕は、ソラを喜ばせ加速するフェチズムの境地を堪能し、お互いの満足を得る、その一心のみだ。
 素人の僕にも分るほどに、ソラの大陰唇は蜜に溢れ返っていた。過去に嗜好を突き詰めるため、ふとももをから始まりロリィタ体形――幼児体形を調べると共に性行為の学習も怠らなかった。一般的に隔たった僕としては、たかだか高校一年風情には持ち得ない性交渉の情報を膨大に蓄積させている。グーグル等ネットで調べた情報源を活かし、この濡れきった体液塗れの大陰唇を凝視するまでもなく、一瞥しただけで挿入可能だと判断した。
「ソラさん、入れますよ」と僕が、やわらかく包み込まれる太ももの合間から顔を出して伺う。
「舐めなくていいのですか」と、ソラは唇を半開きにして、不思議そうに答えた。
「そんなことしたら、出してしまいます。素人なんですから」
「そうですか、それは残念。では――入れてください」
 無表情にしているソラの表情の中に、恥らう頬の赤らみを見つけた。じっとソラの面を凝視すると、ソラはコクリと頷き、身体に入る力を抜いた。
 ――正直、フェラチオをして欲しいのは、して欲しい。お願いしたいくらいだが、限界が来ているのは確かだ。そのうえ、この瞬間にフェラチオを味わってしまうのは忍びないという想いで、埋め尽くさせる。あと数ヶ月、あと半年もすれば下膨れが完成する――見事なまでの“ぷっくり”とした下膨れのソラにフェラチオをして貰えれば、想像を絶するほどの快感があるはずだ。確かに、下膨れの形状だといった所で実感触に大差はないが……視覚を通して、下膨れによる可愛らしさを増加させたソラが、下半身に頬をよせ、ほお張る姿を必然的に距離感をとって眺める事になった場合。興奮や快楽といったものを数値に表してみたとすれば、即さまにフェラチオをして貰うよりも遥かに高い数値を叩き出すはずだ。
 僕は、だらりと開かれたソラの太ももの付け根に陰茎をあてがう。ソラの、びらびらと震える襞に亀頭をはめ込み、弁のように襞をぴったりと吸い付かせて膣口に蓋をする。この時点で既に亀頭を襞によって刺激され爆発寸前だが、息を静かに吐き出して堪える。
「ソラさん、多分入れた瞬間、出してしまいます」
「出ちゃいますか……ドキドキしますね」
 自身の分泌液なのかソラの分泌液なのか、雑ざりあった液体にヌメる陰茎をゆっくりと刺し込んでいく。ボコボコと浮き上がった静脈は、膣口を引っ掻いている。亀頭をすっぽりと呑み込むと肉壁に到着した。
 この時点でソラの胎は熱い、亀頭がじんじんと痺れるように熱い。気持ちいい、という感覚よりも相当に――熱い。想像では陰茎を、特に亀頭を膣内の柔突起ので刺激をすると思っていたが、この熱感は思考にはなかった。
 亀頭に当たっている壁は処女膜だろう。これを抉じ開ける訳だが、これが相当に痛いらしい。どれほどまでに激痛が走るのかは解らないが、出産時の激痛は、爪の間に針を差し込み電気を流すぐらいに強烈らしい。それほどまでに膜を破ることは、辛辣の痛みが走るのだろうか。僕は、ゆっくりと小刻みの出し入れをして、徐々に深くめり込ませていく。亀頭が襞から顔を出せば若干深く入れ込み、すぐに引いて、吸い付く襞から亀頭が顔を出せばと、自身の陰茎を確認しながら出し入れを続ける。
「痛くないですか、ソラさん」
「痛い……」
「うん――」
「が、がまん、我慢できる程度です」
 ソラは苦笑いを浮かべ、唇を震わせて、僕から視線を背けた。頬を赤らめ照れている様子。僕はそっと手を伸ばしソラの頬を撫でた。
「大丈夫……何が大丈夫か分らないけど、大丈夫だから」
「はい――」
「いくよ」
 コクと顎を引いて、ソラは縦に頷いた。ザンバラに乱れていた髪が、横に向けていた顔の側面にまとまりつかせ、水流のように泳いでいた。メリメリ……亀頭が接触する膜を少しだけ押す。ソラは掠れた声をあげる。恥かしげに僕から視線を逸らし、息を殺し、歯を喰いしばっている様子だった。
 何もいわずに耐えるソラは、僕を全面的に受け入れている。流石に腰の辺りは硬くなり力を抜いてはいなかったが、出来うる限り身を任せようと、必死に身体の力を抜いていた。
 この、いじらしく思える感じ……伝わってくる。愛情に近いが、それだけではない。説明がつかないが、入り混じった数え切れないソラの感情が――漂う空気感、見え隠れするほえる表情、膣からダイレクトに亀頭を通じて送り込まれる、その感情が膨大なエネルギーをして僕を充填する。ここにきて、初めてソラを愛おしいと認識した。フェチズムの実体ではなく、ソラという人間《コア》に、改めて愛情を認識出来た。
「ソラ」
「はい」
「ソラ」
 そのまま、膜に亀頭を当てたまま――進入した。
「うぐぅ――」
 膣の奥に陰茎を進めようとしたが、膣内の肉が進行を遮るようにして、その全容を窄める。
「力を抜いて、ソラ」
「ん……んっ」
 ぬとりと陰茎を引く、そして奥に押し進める。現段階で陰茎の約半分が膣内に収まった。過去に一度、病的名までに性について調べた際、自身の陰茎のサイズが気になり測定したことがあった。男性平均千五百ミリメートル、約15cmだ、自身のサイズは約17cm。まずまず可もなく不可もなくといったところだった。その適当なサイズの約半分がインサートされている訳だから、約8.5cm進入に成功したことになる。――思いのほか奥行きがあった。しかも、いまだ二分の一、全てを挿入すると……手持ちの携帯電話が、ずっぽりと膣内に入り込んでしまう計算になる。
 ――全く想像がつかない。愛液で陰茎が融解するのではないか、そのような感覚に囚われていく。
「ソラ――入れてしまうよ」
「はい」
 一度自身の腰を上げ、前に出した。根元まで入れ込んでしまうために、ぐいと腰の位置を変える。静かな部屋の中、背中と額――全身から汗が噴き出していた。汗を拭うことなく、僕はふと我に返っていた。この先が想像しえない領域。行為そのものは範疇であるが未体験の領域のため、経験からなる人間心理の動向が想像しようがない。好奇心よりも恐怖の方が勝り、戸惑いが襲い掛かった。首筋から背筋に掛けて一雫の汗が垂れ、ひんやりとした……
 この静かな空間の中においても、普段なら気にも留めないノイズ。振動とも取れるクーラーの作動音、温度差からドアの隙間から引き込まれるように入り込む風は、摩擦により低い衝撃音を発していた。青白く点く蛍光灯がソラを照らし、乳白色の滑らかなソラの裸体は雪国の幼い子供の頬のように鮮やかな桜色に染まる。照れを誤魔化すように、ぶっきらぼうに顔を横に向け表情は強張る。脂肪感が全身に載るぽっちゃりとしたソラの身体、美しさを欠き女性の憧れる美的感覚は崩れ去る身体、僕は感動すら覚える。太ももは内もも同士が密着しふにゃりと撓み、お腹はぼてっと膨らむがだらしなく垂れ下がることはない。腰の括れなどはなく一直線だ。乳房はまるまると大きく張りがあり、色付く程度に桜色の乳首と乳輪は乳首と乳輪の境目が分り難く、ツンと尖がっていた――美乳タイプの可愛らしい乳房。
 ――言葉にならない興奮と感動、求めていたフェチズムが手に入ってしまうことに躊躇してしまう感覚、凄まじく揺さぶられた。何故か申し訳ないと感じる反面、強烈な独占欲に駆られる。ソラが僕を満たしてくれると思うと、ただ嬉しいと幸せという抽象的な感情が充足した。
 僕はソラの腰を両手で掴んだ。腰の脂肪に指が吸い込まれ、たぷたぷと波打つお腹を持ち、ソラの腰を上げる。そして、残り約8.5cmの陰茎を挿入していく。
「ん――」
 ソラの殺したような吐息が洩れる。眉に無数の皺をよせた。亀頭の感覚では、全く分らなかった。が、しかし、確実に、ソラの苦悩に満ちた表情の中に魅せる愛情を感じると、ソラを奪ったはずだ。生涯に一度しか持ち得ない未使用品をデッドストックを、僕が新古品にした。何か重大な犯罪を犯した気持ちになる、コンクリートで塗りたくられた最南端の沖ノ鳥島を漁船で突っ込んだ感覚。手段や正当性はともかくとして、僕の手で何かを失わせた満足感と罪悪感――全身が痺れ打ち震えた。これが処女を、未開封の品を開封するということか……
「んくっ、んくっ、んくっ」
 多少でも陰茎の動きがあれば反応する身体。ソラは陰茎を引けば安堵の表情を浮かべ、突けば表情を歪め眉を顰めた。奥に侵入しようと押し出すが、膣内が窄まり進まない。引いて押してを繰り返し、何度も行ううちに徐々に奥へ入り込んでいく、時間を掛けてゆっくりと開拓していく。
「どう? ソラ、大丈夫か」
「――大丈夫。ちゅう、して欲しい」
 生い茂るソラの陰毛と自身の陰毛が絡み合うまでに陰茎が到達したあたり、ほぼ陰茎が膣内に消えたあたりにキスをした。手をそっと差し伸べ頬を撫でてやると、ソラは掌をぎゅっと握り締めて苦笑を浮かべた。その眉を顰めた強張ったソラの表情は、ほほえみだったと思われるが苦笑に間違えさせた。ソラの気持ちを痛感し、僕は両手をソラの頭に置いて、押し付けるように強く唇を重ねた。
 口付けを交わしたまま、ぬとぬととピストン運動を繰り返す。ソラの弱い息が重ねた唇の隙間から溢れ出す、幾度もなく目蓋をまばたいて、ソラは至近距離で僕と見つめ合う。額を重ね唇を重ね、互いの睫毛が重なり合いながら――最後、肌とぼってりした肌が密着した。
「全部、入った」
「はい――良かったね」
 “良《い》かったね”の言葉の中に、母性が唇越しに伝わってきた。額面通りに言葉の意味を取ると、陰茎が全て入り込み処女膜をぶち破ったことに対して僕が喜んでいる、といった意味合いになっていた。ソラにダメージがあり痛く苦しいはずなのに、僕の喜びでソラが幸せ――愛情を感じているように思えた。
 丸みを帯びた頬で、ソラが僕に対してほほえむ。僕は体勢を変え、ほのあたたかい乳房に顔を埋めながら、上目で視線をソラに流しながら、ヘコヘコと自身の腰を抜き差し、した。
「ソラ、ソラ、ソラッ」
 ソラの面は再度歪み、潤んだ瞳を僕に向け愛《アイ》コンタクトを取る。何も語らず、ただ息を殺し、喘いでいるような切ないような、含んだ吐息を洩らし続けた。

  1. 2006/10/23(月) 00:03:20|
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沖ノ鳥島

沖ノ鳥島沖ノ鳥島(おきのとりしま)は、小笠原諸島に連なる太平洋上に浮かぶ日本一の一覧|日本最南端の島。島の構成東小島と北小島の2つの島から成り、小笠原諸島に属す珊瑚礁の中にある無人島である。東京都小笠原支庁小笠原村に属し、住所は郵便番号「
  1. 2007/03/17(土) 05:11:04 |
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